はじこい最終回10話感想 | 中村倫也・山下のメガネ姿+オールバック+スーツ最強。

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はじこいの最終回の10話。

ユリユリと順子の恋の行方も気になるところですが、なんと言っても中村倫也さんの魅力が、最大限に引き出された最終回でした。

順子争奪戦に、一番最初に脱落した山下一真。

でも、自己犠牲に終わらず、山下なりに色々試案しての行動。

からの、飄々としたスタンスで未来を切り開くその姿には感銘。

ヤンチャ&しれっとクール&人たらしの甘いマスクと声。

こんなリミット技満載の最終回でした。

アイキャッチ画像出典:TBS公式サイト

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「初めて恋をした日に読む話」最終回10話のあらすじ

匡平(横浜流星)の東大二次試験当日、交通事故に遭ってしまった順子(深田恭子)。

雅志(永山絢斗)は順子の事故を知り、ロシア行きが決定する大事なレセプションを投げ出して順子の元へ…。
匡平は、美和(安達祐実)からの電話で順子の状況を知り激しく動揺するが、目の前の試験に挑む道を選ぶ。

果たして順子の運命は…。そして東大受験と恋の結末は!?

出典:TBS公式サイト

原作コミックス「はじこい」について。

2019年3月に、最新刊の8巻が出たばかりの「初めて恋をした日に読む話」は

集英社のマーガレットコミックスから発売中です。

持田あきさん原作で、少女漫画雑誌「クッキー」で現在も連載中。

「初めて恋をした日に読む話」最終回10話の感想・ネタバレ

※ここからは、ネタバレが入ります。知りたくない人は急いでバックバック!

意識が戻らない順子。受験を決めたユリユリ。

美和から、順子が事故にあい、意識不明だという連絡を受けたユリユリ。

これまで順子がすべてを自分に捧げてくれた思いを胸に、受験会場へ向かうことを決意します。

順子の病室で体調が悪くなった受験生を助けようとして、バイクにはねられたと聞く美和と雅志。

美和「順子らしい」

雅志「ああ、順子らしい」

……そして、ユリユリが東大受験二次試験の1日目了。
美和がユリユリに、病院名や病室を教えようとしていると、雅志がスマホを横取り。
「八雲だ。君が病院に来てもできることは何もない。
明日も試験だろ。今は受験に集中しろ」
「でも……」
「順子もそういうはずだと思ったから、
君はそこにいるんだろ。頑張れよ。」

雅志のすごいところは、心からユリユリのためを思って行っているところ。
「君が病院に来てもできることは何もない。」
とか、まあ恋のライバルに言われたら普通カチンと来るところ
でも、男同士、きちんとくみ取ってのやりとりは泣ける。

「ユリユリは……」目を覚ました順子

順子は目を覚ましますが、頭を強く打っており、経過を見るためしばらく入院。

ユリユリは、美和から順子の意識が戻ったと聞くものの、面会に来られません。
「高みを目指すなら、必ず厳しい選択をしなくてはいけない時が来る。
俺は両方取りに行く
そう父親とのやり取りを思い出しています。

「受験という危険を目の前にした”吊り橋効果”みたいなものだった。あの子の未来を邪魔するような足手まといにはなりたくないの」
そう美和に告げる順子。

「よくその状況で受験できたな」

山下は、順子が事故にあったことをユリユリから聞きます。
「なんで見舞いいってねえんだよ」
驚く山下。
「あの時、春見じゃなくて受験を選んだ。選ぶってことは、捨てるってことだと春見に思われているかもしれない」

ありのままの姿で遭遇する美和と西大井

雅志は西大井と。
そして、美和は山下と順子の病室に面会に訪れます。


そこでお互い指をさし合う美和と西大井。

美和はシングルマザーのバツイチ設定。
西大井は、売れないダンサー設定。

でも、そこで本当の姿がバレてしまうのです。
美和はファビュラスな女実業家。
西大井はハーバード出身のエリート商社マン。
(っていうか、雅志と同じ東大出身かと思っていたらまさかのハーバード。
そういえば、帰国子女設定っぽいのはそのせいなのね)

「Oh、ファビュラス!」
「Yes、ファビュラス!」

ここが一番面白かったです。
お似合いの2人。

思えば出会いはここから。美和が雅志にたきつけた同窓会だった。(6話参照

ユリユリの卒業式。

山下先生のはなむけの言葉。


そして、エトミカの告白。
エトミカ、良い子。
ユリユリと順子を本当に思って心配している様子。
「好きのその先はどうするの。4年間先生のこと、待たせるの?どうやって養っていくつもり?」

ユリユリは、言葉に詰まってしまいます。

このドラマのスゴイところは、全員良い人ばかりだということ。
雅志もそうだけど、普通あざといライバル役が良い人ぶって、こういう言葉を投げかけてユリユリの心を揺さぶるもの。

でも、エトミカも本当に心配しているんだろうな。
そして、「じゃあね」と小さく手を振って去っていくところがけなげでカワイイ!

順子の退院。そして、雅志へのプロポーズの返事は……

受験に失敗したとき。
就職活動に失敗したとき。
婚活に失敗したとき。

いつでも変わらずそばにいてくれた雅志は好きだけど、
恋とか結婚とかの好きじゃない。

そう感謝の言葉とともに、順子はプロポーズを断ります。

順子、母親との和解

退院して久しぶりに上がる自宅の玄関先で、順子は東大に落ちたことを報告して、母親に叩かれたことを回想。

これまでの思いを伝えあってぶじ和解。

合格発表の日

モモちゃん先生も、順子先生も、無事正規の講師となり合格の報告を待っています。
今時ネットで調べないのかと驚くモモちゃん先生。
でも、生徒からの報告を受けて、一緒に喜びを分かち合うのが、このゼミナールのスタイルなのだという塾長。

エトミカは、京大は落ちたけど、早稲田に行くという。

そしてユリユリも最後に報告。

ユリユリは決死の思いで順子に告白。
順子も思わずOKしそうになるけど、勅使河原先生の言葉が頭をよぎります。
「教師と生徒の関係やから、好きなんですよ。そこを分からせるのが大人」
そして、雅志を選んだとウソをついて、断るのです。

ユリユリは、ユリユリでエトミカの言葉を回想中。
「好きのその先は、どうするの?」

バイバイ、ユリユリ。私の初めての恋は、ピンク色した桜咲く失恋だった

思うけど、このドラマは皆初恋同士。
山下は順子に。
雅志も順子に。
多分ユリユリも初恋?

雅志、順子にダシにされたとしばらく絶縁宣言

雅志は、いつものカフェで、ユリユリと遭遇。
順子が雅志と結婚するとウソをついて、ユリユリの告白を断ったことを知ります。

その時、雅志は困惑の表情を浮かべながらも、順子のウソを貫きます。

この時思い出したのは、「中学生日記」の勝太郎。
確か彼は、聖には自分が付いているから
と、たずねてきた晶を追い返してしまうんですよね。

ここに、性格の違いがよく出るなとは思うけど、誰だってそりゃ勝太郎みたいなことをしてしまうと思う。
それが普通かもしれないというところで、どれだけ雅志がまっすぐな男性か分かります。

3人中3番目に推しでしたが、2.5番目位まで上がりました。

そして、あとで順子にTEL。
「あんなウソ、いくら何でも俺のコト利用しすぎだろ。
俺にも由利君にも……順子にも、失礼なんじゃないのか。
しばらく連絡しないから、順子も連絡してくんな」

そういって、電話を切ります。

言い過ぎたかもしれないと落ち込んでいる雅志に、西大井が
「頑張った頑張った、今日は俺が飯おごりますから」

とねぎらう。イイ後輩。
と言いながら出した長財布に
「俺が買った財布じゃん」
と、雅志が一言。

確か同窓会の時に、チラシ作りとかを手伝った時
「出張で財布のお土産お願いします」的なことを言われていたわけだけど、本当に買ってあげてたんかーいっ!

スーツ+メガネ+オールバック風味の山下

順子と山下のシーン。
まずは秘書から修行中の山下。
「色々大変だけど、思いのほか楽しい。人生経験豊富な元ヤンバツイチ頑張り屋さんには、合ってたのかもな」
という山下に、まだバツイチかと驚く順子。

「元嫁がまだ結婚認めてくれてなくて、今全力で口説いているとこ」
だという。


すると山下のスマホに着信。
「あ、その件でしたら、根回ししてから明日断ればのちのち面倒ないかと」
どんな根回しするの???とか言ったら野暮なんだろうけど皆気になるところ。
すっかりグレーな議員秘書が板についている様子。

 


こういう境界に生きる役どころが似合ってる。
黒に限りないグレーな気もするけど。

「俺口軽いから代議士は向いてねえかもな」「やっぱいい先生だな」

山下は、順子がウソをついて断ったことを、ユリユリに伝えます。
そしてユリユリは順子が残業をしている、塾の職員室へ。

「俺は今人生で一番好きな人に出会った。
その人を……春見をずっと好きでずっと一緒にいたいのにダメなんだね。」

この、「ダメなんだね……」
というユリユリがとてもいじらしくてかわいそうで、順子はここで本当によくこらえたと思う。

美和と西大井の婚約パーティー

この回で一番きれいだったのは、婚約パーティーの時の美和!

そうネットでもささやかれるこのシーンは見もの。

そこで順子は、皆に聞かれてユリユリとのいきさつを話します。
「春見先生は、普通の大人じゃないと思ってたんですけどね」
という塾長。
そしてモモちゃん先生、美和、西大井、エトミカとマイヤンたちに背中を押されて、あることを決意。

全身ピンクでユリユリのいる、東大の講堂に乗り込む順子

「うっそ、落ちた……私、また解答間違えた」
そして順子は東大に。

私にはもう君みたいに無敵な時間はない。
だけど好きな色を選んで笑うのも、無茶な道を進んで泣くのも自由。
全部自分のせいにできる年。

そう言い聞かせながら、授業終了間際のユリユリの講堂に入っていく順子。
「私、カラオケは小室ファミリーから昭和にさかのぼるけど、いいの?」
からの告白。

 


 

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考察・まとめ

■順子も東大も手に入れたユリユリの努力のあとがうかがえる。
それと同時に取り巻く人たちが誠実だったからこそ、ユリユリがここまで来れた。
最初のイメージはふわふわした印象でしたがライトなラブコメじゃなくて、めちゃくちゃ視聴者の胸を打つヒューマンドラマでした。

■続編を望む声が多数寄せられてるけど、伏線はバッチリ……どうなる?