大恋愛 第7話 動画まとめ ネタバレあらすじ ただ生きているだけで価値があるなんて、ただの綺麗ごとでやりきれない。

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前回、公平が尚にキスしている現場を見てしまい、
驚きと怒りと不安、色んな思いに困難が続く真司。
感情のコントロールも難しそうです。
7話では公平に対して説教なり、警告なりする事が出来るのでしょうか。

それにしても公平は厄介な存在ですね。
公平は元々保育士をしていたところからして子供好き、世話好きなど優しい青年だったのでしょう。
しかし、MCIが原因で辛い現実を受け止められず、恨みとなり、
その怒りの矛先が社会と人間に向かってしまった結果、人が変わってしまったのでしょう。
ある意味、被害者だと思いました。

だからと言って人を陥れようとしたりするのは絶対に許されない事だし、
他人も不幸にしてやろうなどという悲しい行為は誰も幸せになれませんね。
いずれ、そういう自分の事さえも忘れてしまうのだろうけど・・

尚の病気も、これをきっかけにまた大きく一段、進んでしまったように思います。

アイキャッチ画像出典:公式サイト

「大恋愛」7話のあらすじ

真司(ムロツヨシ)が急ぎで病室に駆けつけると、
意識が朦朧とした尚(戸田恵梨香)と公平(小池徹平)がキスをしていた。

目の前で起こった出来事に困惑する真司だったが、尚は真司を認識していない様子で…。
失神の原因はわからないと言う侑市(松岡昌宏)に食ってかかる真司を、薫(草刈民代)がなだめるのだった。
大事なときに一緒にいられなかったと悔やむ真司。

翌朝、尚は、公平とのキスも、真司を認識できなかったこともすっかり忘れてしまっていた。
真司は公平を問い詰め、警告するが…。

そんな中、真司は小説の続編を書く決心をする。
一方、尚は、症状が改善されたらこどもを産みたいと侑市に相談するが、
帰宅するとそんな話をしたことも忘れてしまっていて…。

出典:https://www.tbs.co.jp/dairenai_tbs/story/

「大恋愛」7話の動画まとめや感想・あらすじ・ネタバレ

※ここからは、ネタバレが入ります。知りたくない人は急いで「戻る」ボタン推奨です。

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真司の小説家として生きる生き方。それが尚の喜び

真司は「脳みそとアップルパイ」の続編は書かないと決めていたのに、続編を執筆する決意をしました。
尚への愛情がそうさせたのはもちろん、真司自身もそれを願掛けのように、
そうする事で自分を奮い立たせていたのでしょう。

続編は真司の中での尚への一縷の望みのように思います。

自分が小説を書き続ける事が尚の生きていく糧になる、それがベストな選択なのだと気付いた真司。
また目標が出来、尚も嬉しそう!
このドラマはムロさんのおちゃらけた幸せシーンのおかげで、暗くなるだけではなく、丁度良い塩梅が保たれています。

公平の恐怖、そして果てしない孤独

公平の笑顔、目が笑っていない。
めちゃくちゃ怖い。公平がTVに移る度に身構えてしまう・・!(笑)

アルツハイマーによって、こうならざるを得なかったと思うとねぇ、心がザワつきますね。

記憶が阻害されていく中でも、変わらず妻が支えてくれたら、
公平の今は違ったのだろうなと思うと本当、やりきれませんね。
実は底なしの孤独を抱えていて、それを認められなくて、他人を攻撃しているのだろうから、不憫です。

公平のした事は恐怖でしかないけれど、見方を変えると、それでもまだ「生きる事」に貪欲だったように思えるかも。

アルツハイマーへの進行が見られ、治験は受けられない事に!

尚はある日受けたMCIのテストの結果で
遂にアルツハイマー病への進行が見られ、
治験対象外との診断を受けてしまったのです!

手探りの毎日ではあったけれど、こんなに急速に進行していたなんて、ショックが大き過ぎます

治療の選択肢がひとつ消えてしまった事
でこのまま症状が進行していくのをただ見守る事しか出来ないのか?!

不安よりも恐怖の方が大きいように感じます。

真司と侑市のやりとりも何だか後手後手に感じるしなぁ。

思い出が蓄積されない人生・・・ただ生きているだけで価値があるなんて、ただの綺麗ごとにしか聞こえませんね。
「たられば」だけど、どうにかして治験を受ける事を強く勧めて尚を説得するべきだったと思うけど・・・。
必死な真司とは裏腹に、諦めたように冷静に真司を制した尚がやりきれない。
けれど、自分の選択に責任を持って誰の事も責めない尚の強さも感じます。


公園ではちみつ黒酢ドリンクを飲む2人。
2人が出会う前、お互い大好きなはちみつ黒酢ドリンクを飲んでいた頃とは全く違った味だった事でしょう。

2人には絶望しか無いのでしょうか?

当たり前に健康で呼吸をして生きている毎日を送っていると意識しないのに、
病気になるとこれほど、生きるということが尊いものかと痛感させられますね。

薫と侑市が急接近!まさかの恋愛に発展?!

薫と侑市の恋は、全くの想定外でしたね。密かに、あるな、と感じていた視聴者の方はかなり洞察力に優れていますね。
娘の元婚約者と恋仲になるとは・・・んー、なかなか考え難いものですが。


薫が普段見せないスキに侑市がうまく入り込むそのタイミングに縁があったのでしょうね。
侑市は絶対にモテそうなのになぁ。
理屈ではうまく説明できないハプニングが人生には訪れるものですね!
侑市溺愛ママは、腰抜かしちゃうんじゃないかな~(笑)

自分とそんなに年が変わらない女性が息子の恋人、しかも義理の親戚になり損ねた女性だなんて。
でもこの位、インパクトを与えたほうが、この母を論破出来るかも、と思いました。

2人の思い描く未来が同じ事。それは最高の救いと喜び。

真司の泣き出しそうな表情がまるで子供のよう。


病気の本人も辛いけど、寄り添う家族の辛さ、
悲しさは経験した人じゃないと到底わかりません。
言葉では言い表せない感覚、砂を噛むような感覚、
地に足を着けて歩いているのに、いつもどこかフワフワしている感覚。

支える側も避けては通れない現実と闘っているのです。
2人が思い描く未来が同じ事が大きな救い!
明るい未来に突き進んでいって欲しいなと思いました。

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考察・まとめ

■公平の今が辛い過去を物語っている。その背景を想像し、複雑な気持ちがしてしまった。小池徹平の怪演に演技力の高さを感じた!
■薫と侑市の展開はびっくりした!侑市はもしかして隠れマザコン気質なのでは?!(笑)新しいカップル誕生の予感!
■子供がやっぱり欲しいという尚の未来像に思いを馳せ、寄り添う決意と覚悟を新たにした様子の真司が逞しく見えた!

この記事を執筆したライター
アップルジャック
趣味はカフェ巡りやドラマ鑑賞が大好き!
大好きな作家、湊かなえの本を読みながらゆる〜い時間を過ごしたり、お家でドラマを観たりするのが一日の癒し時間。
いつかバリスタマシーンを手に入れて、ラテアートが上手に出来るようになりたいです!