先ほど何気なくスッキリ!を見ていたら
反抗期の高校生の娘さんを持ったあるお母さんの
お弁当について特集がされていました。
娘さんは高校生になると反抗期でお母さんである
kaoriさんと会話を一切しなくなったそう。
そこで考えたのが赤ずきんちゃんの
可愛らしいキャラ弁だったそうです。
キャラ弁はだんだんエスカレートしていき、
kaoriさんの腕もめきめきあがっていきました。
やがて無視する娘さんに海苔をたくみに使い
メッセージを散りばめるようになったそう。
(のりはカッターでまるで切り絵のような繊細な
文字や絵を表現されるようになりました。
海苔の加工だけでなんと2時間かかるとか。
ある意味もう職人です。)
「(徒歩で行ける高校まで車で送迎して欲しがる娘さんに)歩け!」
「早く起きろ」
「呪」
↑スミマセン、ここまでくるともうなにがなんだかわかりません
でも、kaoriさんが高校3年間継続できたということは
娘さんは無言でありながらもきれいにお弁当を食べてくれて
メッセージも受け入れたのでしょうね。
新しい躾の形態であります。
やっぱり「呪」は未だによく分かりませんが、
kaoriさんの3年間のお弁当を写真にまとめた本が
出版されているようなのでもしかすると
そこで何かわかるかもしれません。
たとえば、
「今日の試験、呪という字はあなた間違えやすいからよく覚えておくのよ」
「人を呪わば穴二つだから自分にも帰ってくる。やめなさい」
躾としてこの一言をメッセージに使ったのでしたら
この辺でしょうか?
ネットで調べたら、どこも品切れや在庫待ちでした。
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実は、一昔前、似たようなお母さんが話題
になり私もその方の本を持っていました。
「霞ん」さんの「愛のギャク弁(ギャクタイ弁当の略)」
というタイトルだったかと思います。
やはり反抗期で無視するようになった息子さんへ
可愛いアンパンマンなどのキャラ弁を作るように
なったお母さんのお弁当日記でした。
その息子さんも、キャラ弁に反抗したり食べずに捨てるなどもなく、
物理的にお腹がすいているから黙々と日々綺麗に食べてくる、
といった大人しいというか草食系というか…
「あ、なんか形作ってあるな。と思うけど、
まず蓋を開けたらかき混ぜて原型をとどめないようにします。
お腹がすくし。まあ、食べ物は大事にしないと」
といった素直な息子さんでとても好感を持てました。
はっきり言って「嫌がらせ弁当」とか「ギャクタイ弁当」
とかはギャップ萌のネタ振りのようなものでして
こういったお母さん達は本当に一般的なお母さんよりとても愛情深く、
お子さんたちも無言であったりクールな素振りをしながらも
その愛情をとても痛感している。
綺麗に食べてくる事でそれを受け止めているのがよくわかりますね。
私も子供二人おりますが、海苔をカッティングシート職人のように
2時間もかけて「歩け」「早く起きろ」などと躾する今気強さは
ありません。ついつい2秒で済むから怒鳴ってしまいますね。
今日は朝から微笑ましいものを見させていただきました。