時代は円安。輸出って儲かるの?せれむの輸出入体験記その4。最終回まとめ

Pocket

ホリデーシーズンの終わった今、思う事


「個人輸出入をやっている皆さん、ほんとーに儲かってますか?」

有名どころの方々のメルマガ等も登録していますが…

本当に利益をあげているのは全て外注化をして本当に手広くやっている方
もしくは、自分の経験を情報商材にしたり、アフィリエイトをしている方

このどちらかではないでしょうか?

ホリデーシーズンに月商100万円を売り上げた人もいらっしゃるみていですが、
蓋をあけてみれば純利益は20万円強程度だったりする方がざらのようです。

もちろん、副業で月収20万円って素晴らしいと思います。

しかし、仕入れや出品の為の手数料、海外への…送料などで相当な元手がいる筈です。


たまたまホリデーシーズンに売れたからいいものの、不良在庫と借金が残った人も
多数知っています。

せれむが書籍で情報収集していた一年前は、
「アメリカのAmazonの倉庫に納入さえすれば、1人勝ち状態で高値で飛ぶように売れる」
といったフレーズをよく聞きました。

しかし、有名なキャラクターのおもちゃなどもホリデーシーズンの終わった今、かなり売れ残っています。
例えば今年からアメリカでアニメ放映され、人気もうなぎのぼりの「ドラえもん」のおもちゃなど。

それほど高値で販売している訳ではないのですが、こういった商品は何十人と競合者がおり、
原価を割った値段で出品されている人が多いです。



なぜこういった事がおこるのでしょうか?


●一つは価格調整ツールを使用している人同士の競り合い。
…Amazonでカートを取ったり上位表示される人はどうしても値段が安い人からになる場合が多いです。
もう2ページ目ですと、せれむのように1人だけFBAに納入し、日本から一週間以上かけて到着する
わけでなく、2日以内にお届けできる条件でもあまり見て貰えない事が多いのです。

ですから自動で他の販売者よりも一番低値になるように設定している人同士で逆の値下げ競争が起こったりするようです。

●もう一つは実際に商品を仕入れていない事による情報不足
本当はAmazonは公には無在庫販売は禁止しております。
しかし、Amazonやイーベイの輸出では
「注文を受けてから数日後に発送」といった表示をしてその間に仕入れて発送する方法が一般的です。

とにかく出品登録を沢山することで、分母に対する注文数が増えるという理論から、自動ツールなどで
無在庫で一気に多数の商品を登録する方が多いのです。

ですから実際に仕入れている訳ではないので、原価を割った価格で出品したりという事も起こるのだと思います。

●実際に仕入れて納入してしまった不良在庫の整理
せれむは有在庫派ですので、これはよくやるのですが、
一度FBAに納入してもし売れ残ってしまた場合、自宅に返送か破棄するという方法があります。
年に2年位、保管期間が長いアイテムの保管手数料を取られるからです。
アメリカから返送するのも送料が高いし、破棄するのももったいない。

そんな時は原価を割ってしまっても売りさばいてしまった方が一番得なのです。


Amazonではもちろん人気のあるアイテムを仕入れないと売れにくいのですが、
逆に誰でも思いついて仕入れやすい人気アイテムほど、こういったことが起こるのです。

これは競合者が少なく、仕入れにくく、
なおかつ売れやすいアイテムを独自にリサーチしなくてはいけない所ですが、
そういったアイテムは数少なく、決して楽々と「月商100万円」などは目指せないと思います。

実際に個人輸出入をした感想とまとめ


Amazonの輸出で収益をはかるのなら、ツールを使わず、他の競合者が仕入れにくいもの、
なおかつ人気のあるキャラクターものなどをホリデーシーズンに一気に売れるように
夏ごろにFBAに納入しておく。

具体的にはクリスマスプレゼントに使えそうなもの。
送料やFBA手数料(大きいものほど手数料が高くなります)がかさばらない小さくて軽いもの。

もちろん順調に輸出入を進めている方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、
今年新規参入し、仕入れ余力に限りがある主婦の副業、在宅ワークとしては
こんな感じのまとめとなります。