2019年冬ドラマ

はじこい8話感想 | 山下とのバイクデート。壊れゆくユリユリ。何かと由利を気に掛ける雅志。色々泣ける回。

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アイキャッチ画像出典：TBS公式サイト

「初めて恋をした日に読む話」8話のあらすじ

牧瀬（高梨臨）が経歴詐称していた影響から「花恵会」が規則を厳格にした為、特例での匡平（横浜流星）の受講は撤回になってしまった。理数科目もすべて「山王ゼミナール」で教えることになり、順子（深田恭子）が匡平に数学を教えていると牧瀬が姿を現す。そして指導方法や授業プランを自らがまとめた授業ノートを順子に渡した。ノートを見た順子は牧瀬にある提案を…。
その夜、美和（安達祐実）の声掛けで、順子・牧瀬・雅志（永山絢斗）のメンバーでプチ同窓会のような飲み会をしていた。そこに山下（中村倫也）が現れ驚く順子。「合コンみたい！」とはしゃぐ美和の提案で、順子と山下、雅志と牧瀬がそれぞれデートをする流れになってしまう。

一方、東大模試に向けて自宅で勉強をしていた匡平は、父親の菖次郎（鶴見辰吾）が電話で揉めている声を聞き不安になる。様子を窺う匡平だったが、菖次郎から初めて優しい言葉をかけられ、嬉しさを隠せない。

迎えた東大模試当日、匡平のことが気にかかりながらも順子は山下とデートする。夕方、模試が終わり順子と匡平は、牧瀬も交え自己採点をしてみたが、予想ではE判定･･･。順子は匡平を励ますが、逆に順子が山下といるところを目撃した匡平から問い詰められる。とっさに順子はデートしていたと正直に告白すると、匡平は嫉妬して帰ってしまう。

翌日、順子は山下から、匡平が学校を欠席したと聞く。そして、雅志からもカフェで勉強していた匡平を自分の家に連れて行ったと聞いた順子は、匡平の状況が気になって仕方がない。さらに翌日、匡平が塾を欠席すると連絡が入り、心配する順子は何度も匡平に電話をするが繋がらず…。

そんな中、匡平が欠席している学校の授業中に教頭が山下を呼びに来た。そして、呼ばれた先で山下が見たものは…。

出典：TBS公式サイト

「初めて恋をした日に読む話」8話の感想・ネタバレ

原作コミックス「はじこい」について。

2019年3月に、最新刊の8巻が出たばかりの「初めて恋をした日に読む話」は

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持田あきさん原作で、少女漫画雑誌「クッキー」で現在も連載中。
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※ここからは、ネタバレが入ります。知りたくない人は急いでバックバック！

百田先生が、ユリユリと順子のもとへとたずねて来る

ゼミナールで個人授業をしている元へたずねてきたのは気の強そうな美人。

よく見ると百田先生でした。
パツン前髪のストレートロング。眼鏡は外してイメチェン。
目の奥が笑っていない薄気味悪い清楚系よりも、こっちのサバサバ系の方が断然イイ！


画像出典：TBS公式サイト

沢山付箋が張られた使い込んだノートを手渡される順子。
血反吐を吐く思いで作ったという、授業ノートを持ってきてくれます。
そして去ろうとする百田先生に、
「お願いします。教えて下さい。」
と、頭を下げるユリユリ。そして順子。
「手加減しないけど、ついて来れる？」
と、詐称して学歴もないのに自分を必要としてくれることに感動した百田先生は、涙ぐんで受け入れます。

その後お好み焼き屋で食事をする順子と百田先生。

そこに、雅志と美和も合流。
雅志を見ると、目の色を変えてまたぶりっ子を始める百田先生。

「噂のサバ読みオンナじゃん！」美和、容赦なし！

そこへ割って入ったのは美和。
ここがめちゃくちゃ面白かった。
「久しぶりっ♡私のコト、おぼえてる？」
「おっおう……」
（タジタジの雅志）

「いやいやいやいやいやいやいやいや（長い。ちょい盛り過ぎました）
おぼえているも何も、
噂のサバ読みオンナじゃん！
33なのに27って、大きく出たねえ
あれ、でもやっぱさ、こういうの見ると分かっちゃうよね！
ここね！ここ！」
（法令線をこれでもかっていうほどなぞって指さす）



画像出典：TBS公式サイト

「でも、そんな見栄っ張りな女、私嫌いじゃないよ。仲良くしよっ」
嫌がる百田先生に、さらに絡む美和。
ちなみに「百田」とは前旦那の苗字で、もともとは「牧瀬」らしい。

山下も呼んでいた美和。
流れでダブルデートする？からの2人きりのデートをすることに。

山下＆順子。そして百田先生＆雅志。

一方、ユリユリは、自宅に帰って父親に、塾に行かせてもらっていることなど感謝の気持ちを表すほどに成長。
大人になったね。ユリユリ。

山下と順子のバイクデート。

「私、こんなことしてていいんだっけ？机からはなれて、バイクに乗って……」

そこで順子は、高校時代に超絶がり勉をしていて参考書から頭を上げることさえしなかった青春時代を少しだけ取り戻します。
まるで学校をサボって不良少年とデートしているような気分。

カワイイですね。

一方、雅志は百田先生と牧場デート。
凍り付いた笑顔で、
「なんで牧場？」
と、白いパンプスが泥だらけに……。

今頃は最後の模試だと、ユリユリを思い出している順子に、山下はテーブルの下から蟹ばさみ。

山下からの告白に、
「好きなりたい……って、思ってる」
「なるはやで」

と答える山下。

なんで浮気がバレたみたいになってんの？？

「山下とバイクでどこ行ってたんだよ」

そうユリユリに言われて焦る順子。

「私だってデート位するよ、アラサーだもん」

と、平然と答えようとするけど、やっぱりユリユリが最終模試を受けている間デートはちょっとまずかった。

HPは赤点滅しつつあるユリユリ……

「東大なんて言っても無駄無駄」

帰宅して自暴自棄になっている父親。

文科省のトップとして尻ぬぐいをしなくてはいけない状況らしい。

翌日、学校も塾も休むユリユリ。

夜遅く、カフェで一人勉強をしているところを雅志が見つけ、自宅に呼び勉強スペースを提供します。

「オトコとして無色透明の存在だ」

疲れて机で突っ伏して寝ているユリユリに、

「君は良いな。順子のこと隙になったりキライになったりできて。俺は一生安心できるいとこのままだ。」

永遠に安心できるいとこという立場を

「オトコとして無色透明の存在だ」

とつぶやく雅志。実は聞こえていたユリユリ。



画像出典：TBS公式サイト

山下を超えた不法侵入の雅志。

その晩、いつの間にか順子の部屋に雅志が。

ちょっと怖かった。

でも、よくよく聞くと、玄関先から訪ねて母親が部屋に通してくれたらしい。

山下より正攻法で入ったはずなのに、なぜなんだろうこの不法侵入感。

山下は、まずラインでアポとってから「実はもう家の前まで来てる」

だったからギリセーフ。

でも、何も言わずにいきなり部屋にいたらこわいよこわいよ涙

部屋をめちゃくちゃにするユリユリ

自室で、机の上にある東大赤本やノートなど払いのけ、めちゃくちゃにするユリユリ。

順子と山下のデート。

東大なんて言ってもムダムダと、やさぐれる父親。

百田先生から、5割以下だと言われた合格。

色々なことが重なって、これまでストイックに貫き通してきたメンタルが崩れかけるユリユリ。

ユリユリ宅にマスコミが押し寄せて……

翌日、吉川大臣の汚職事件があらわになります。

文科省のトップであるユリユリの父親に矛先が。

マスコミでごった返す中、順子が訪ねようとすると、マイク攻めに。

そこへ山下が登場。

「気やすく触ってんじゃねえよ」

カッコイイ。


そこへユリユリが現れて、2人を門の中へと引き入れます。

憔悴しきったユリユリ。

汚職に加担してはいないものの、左遷はまのがれないよう。

母親の危篤の時にでさえ、仕事を優先して立ち会わなかった父親の顛末がこれかと、呆れるユリユリ。

「俺、受験やめるわ」

2人が説得するも、

「先生か……春見先生、ごめん。俺、もう無理です」

かわいそうすぎる。そして、これまで呼び捨てだった順子に先生として接し始めるのが切ない。

「外にはマスコミもいるし、もう家には来ないでください。迷惑です。」

そこで順子も同じようなセリフを母親にいった高校生時代を思い出します。

山下が元奥さんと面会した相手とは……？

なんと、元奥さんの父親が、ユリユリ父に収賄疑惑の罪をかぶせようとしている吉川大臣。

入院先に面会に訪れます。

文科省の由利局長が、自分の教え子の親だと懇願。

交換条件を出すらしい。孫か？

順子のうっかり失言に、またもやツンの母親がなんとも言えない。

メディアで話題になっている汚職事件に、ユリユリの父親が絡んでいると知った母親。

帰宅した順子に優しくお茶を出します。

「私が受験生の時、お母さんはお母さんで色々辛かったんだよね」

「順子……」

「私はお母さんみたいにならないと思ったのにな……」

母親の顔がほころんだのもつかの間、席を立ってしまいます。

でも、この位母親の度量で何とかして欲しい。

「分かってくれてありがとう。今度は由利君支えてあげなさいね」で和解でいいんじゃ？

やめろオラ！山下の怒号がカッコイイ。

欠席続きのユリユリ。

ユリユリの父親のこと、そして東大受験のことを揶揄するクラスメイト。

東大なんてムリ。でも文科省の父親に入れてもらえるんじゃね？的な発言には怒り心頭の仲間たち。

マイヤンたちがつかみかかります。

そこに山下の怒号が響きます。

「やめろオラ！」

からの「座ってろ」とぽつり。

マイヤンたちなんて目じゃない。あの位じゃないと、ヤンキー校を統率できないのね。

 

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一方順子の塾。

「エトミカは人のこと心配している場合じゃない。日本史、明治以降ボロボロでしたけど？」

「だってミカ、ちょんまげ男子じゃないと、萌えないんだモン」

エトミカカワイイカワイイエトミカ（無理くり回文風味）

山下の元奥さんが健気でかわいかった。

離婚を何度も切り出して試していたことを謝罪する、元奥さん。

奥さんから結婚を切り出すと

「好きになりたい」

という返事でこたえてくれたことへの不安だったそう。

これはされたこともしたこともあるような気もする自分には何とも胸の痛い話。

支配からではなくて自分に自信がないからという心理からなら分かる気がする。

ただし、毎日の様に別れる別れる詐欺だけはナシ。

雅志が神過ぎて泣ける件について。

後輩君とランチをしようとしていた定食屋のテレビで、ユリユリの父親がまつわるニュースを見る雅志。

東大付近の喫茶店でナポリタンをごちそうしてあげます。

もこもこのユリユリがかわいい。

かなり心にダメージを受けているのがファッションにも表れている気がする。


「自分の幸せが好きな人の幸せでもあるなんて、そんなラッキーなプレッシャー、ないだろ？思い切り、プレッシャー背負ってみろよ」

そう励ます雅志。3人中3番目に推しだったけど、一番男らしい！

でも、でもでもユリユリも山下も、今回さらにオトコっぷりを上げたので、実質上の平行移動。差は縮まらないのは残念。せれむ的にはやっぱり「山下＞＞＞ユリユリ＞＞＞雅志」

自ら汚職を認めた吉川大臣。

ユリユリは、学校へ登校し始めます。

山下はバイクに乗ってたそがれています。

「わりい、もう好きになられても困るわ」

ここが泣ける。

山下が吉川大臣の後を継ぐ代わりに会見をしてくれたらしい。

「幸せになって欲しい。初めて好きになった人だから。順子ちゃんは」

と、ナデナデ……。

ラストで山下に、深々とお辞儀をするユリユリは切なかった。

今回8話を通してみて感じたのは、ユリユリは順子をはじめとして、いろいろな大人たちに守られて支えられているということを実感。

歩み寄りかけていた父親への失望、そして良くも悪くも東大出身で官僚だった父親がモチベーションとなっていただけに汚職事件騒動で崩れかけた何かが、山下と雅志というライバルたちのお陰で立て直せたことにより、さらにユリユリは成長しそう。

 

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考察・まとめ

■さすがのモモちゃん先生も、美和にはタジタジ説濃厚。

■とろろは俳優ではなく、女優だった。

■予告でとろろを、わしゃわしゃ可愛がる順子、エトミカ、百田先生がカワイイ！

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