第10話では泰樹の夢であった、しばた牧場の牛乳を使ったバターを作ったなつ。
その新鮮なバターを使って富士子がじゃがバターを作ってくれたり、
はたまた菓子屋の雪月ではホットケーキのバター乗せをつくってくれたりと、朝から飯テロ連発だったなつぞら。
初めて涙腺ではなく、胃袋を刺激された朝でした。
夢を語る泰樹のキラキラとした眩しい笑顔、
そして泰樹がたった18歳でこの十勝の地で開拓を進め、
火山灰地だった土地をこの雄大なしばた牧場にしたということも分かりました
。
一方学校では漫画映画の上映会が開催されることになりました。
「ポパイ、アリ・ババと40人の盗賊」
タイトルを見てもポパイとアリ・ババの関係や
盗賊の数の多さが気になってどんな内容なのか見当もつきませんが、
これがなつのアニメーションに出会う記念すべきアニメなのかと思うとこの先の展開がますます気になりますね。
アイキャッチ画像出典:公式サイト
Contents
「なつぞら」11話のあらすじ
第2週 なつよ、夢の扉を開け
4月8日(月)〜4月13日(土)
東京の兄に会いたいと、家出したなつを富士子や剛男は、懸命に探す。
一方、帯広にたどり着いたなつは警察に保護されたが、
そこからも逃げだし、行き場を失っていた。
ようやくなつを見つけた柴田家のみんなは、なつを抱きしめ、ずっとそばにいると誓う。
柴田家の子として再び暮らし始めたなつは、泰樹の夢であるバターづくりを教えられる。
そしてさらに将来につながる、大きな「夢」と出会うことになる。
しかし、子供ながらにここで生きると覚悟を決めたなつは
、牛馬の世話や乳搾りを必死に手伝い、次第に泰樹の心を溶かしていく。
出典:公式サイト
「なつぞら」11話のあらすじ・感想・ネタバレ
※ここからは、ネタバレが入ります。知りたくない人は急いで「戻る」ボタン推奨です。
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漫画映画鑑賞後も空気は読まない夕見子様の通常運転に安心
いよいよ待ちに待った映画鑑賞会で始まったなつぞら第11話。楽しそうなクラスメイトに、保護者の姿、
そして目をキラキラと輝かせて映画を観る
なつの笑顔にどれほど漫画映画がその時代の
人達にとって素敵なものだったのかよくわかります。
映画が終わっても余韻に浸ってその場を動けないなつを見て、
「もしかして漏らしたの?」
と夕見子様が一言。
「私はずっと我慢してた。先行くね」
そう言って少し恥ずかしそうにお手洗いに走る夕見子様。
空気って何?美味しいの?
で定評のある夕見子様健在で冒頭から笑わせていただきました。
夕見子様も楽しそうに鑑賞していた様に見えましたが、実は我慢していたのですね。
お疲れ様です。
なつを夢の世界から現実に引きずり戻す #夕見子姫😅#なつぞら pic.twitter.com/0e1QXlowcx
— 呑み鉄 詩人 そろそろ北へ向かいます (@isaitsa) 2019年4月12日
天陽くんとなつ、ついに家族公認
漫画映画鑑賞会の後、なつは天陽くんの元に駆け寄ります。そこには郵便屋さんの姿が。
実は郵便屋さんは天陽くんのお父さんだったんですね。
柴田家と山田家の挨拶も済ませ、
お父さんもナレーションをしながらなつを見守っている訳ですから、2人はもう家族公認の仲良し同士。
なつが天陽くんのお家に遊びに行けることになった時の2人が
顔を見合わせて嬉しそうに笑い合う姿には、こちらもつられて笑顔になってしますね!
なっちゃんと天陽くん🙂
— 🍨yukoko🍨 (@yukoko67629876) 2019年4月12日
よかったね、なっちゃん🌸🌸#なつぞら #松嶋菜々子 #藤木直人 #小林綾子 #粟野咲莉 pic.twitter.com/QMc3pr1rbd
初公開!天陽くんのお宅訪問
画面越しでも視力が回復しそうな程、綺麗な緑に囲まれた小さな小さな山田家。学校でなつを家に呼ぶことを戸惑った天陽くんの両親の様子に納得。
夕見子様だったらとてもじゃないけど招待できないと私も思ってしまいました。
そして天陽くんのお兄さんの絵の素晴らしさ!
兄弟揃って天才絵師なんて今すぐ家中の絵の具全部送ってあげたい衝動にかられます。
なつぞら(11) 微笑ましいアトリエ訪問デートからの 天陽劇場。山田家も大変なんだな。土の中から金塊とか出てこないものか。そして川の水を飲むシーンでなつぞらタグの皆さんの寄生虫への心配がすごい。 pic.twitter.com/0ci0QXZZGj
— にじこ (@nijiko_dx) 2019年4月11日
同じ様な苦労を味わって、同郷、同趣味の気遣い屋さん同士は大体惹かれ合う
お兄ちゃんやお父さんに遠慮して黒い絵の具しか使わない天陽くんと、天陽くんのお父さんが絵の具を苦労して買っていることを知って、
「今日は天陽くんの絵を見られただけで満足!」
と相手に気を使わせずに絵の具を使うことを遠慮するなつ。
天陽くん、絵を描きに来なよと誘っておいて直前になって
なつに対して絵の具に関しての苦労話をするのも
いかがなものかと少しばかり思ってしまったのはここだけの秘密ですが、
天陽くんもなつも背景は違えど東京から北海道に来て、新しい生活がはじまり、
絵が好きでアニメが好きで、兄弟思い、そしてお互いがお互いを思いやりフォローできる関係。
それはもうどんな時代年代でも惹かれ合う条件の定番ですね。
2人の関係が今後どうなっていくのか楽しみですね。
#なつぞら【馬小屋】山田陽平・天陽兄弟がアトリエとして使っているスペースは、元は馬小屋だったことがわかる。痩せきった土地で 農耕馬さえ失った瞬間、両親は この土地で 農家として暮らしていくという熱意も 失ってしまったのだろう。 pic.twitter.com/3545Inmq74
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2019年4月12日
なつにしか出来ない絶妙なフォローに複雑な気持ちになる
天陽くんの家からの帰り道、「貧しくって驚いたろ」
と聞く天陽くんに
「そんなことないよ、私なんてずっと家がなかったんだから」
と笑顔でフォローするなつ。
天陽くんに対してこんなに絶妙なフォローはなつにしかできませんよね。
しかし、なんだか少し複雑な気持ちになります。
天陽くんの家は、ほんとに小さかった!あの郵便屋さんと奥さんのタミさんからは、想像がつかないよ。#なつぞら pic.twitter.com/6EqPBAF55f
— blues安兵衛 (@1968Wizard) 2019年4月12日
泰樹、なつに嘘つき!と責められる
天陽くんの家族は政府に騙され、土の悪い土地に住んでしまったことで開拓が出来ず、せっかく買った馬もすぐにこときれてしまい、どうにもならないどん底の状況でした。
それを知ったなつは、天陽くん自身はどうしたいのかということをしっかりと聞き出し、
「俺はここで生きたいんだ、ここが好きなんだ 、この土に勝ちたい」
と言った天陽くんを助けるために、過去に火山灰地を開拓した泰樹に助けを求めます。
しかし、泰樹はもうほっといてやれとなつのお願いをやんわりと断りました。
するとなつは
「嘘つき!おじいさんは自分の力で働いてたらいつか必ず誰かが助けてくれるもんだって言ったじゃない!
天陽くんは一人で頑張ってるの、一人で土を耕してるの、天陽くんを誰が助けてくれるの」
と泰樹に怒りをぶつけました。
なつは自分の怒りや思ったことを外に出せるようになったんですね。感動。
なつ大好きな泰樹はちょっと悲しそうでしたが、それでも
「あの子の怒りはあの子にしかわからん、それでいい」
となつの怒りを全面的に受け止める泰樹の北海道のように大きな器に安心します。
あの時おじいさんに対して自分が何故あんなに怒ったのかわからなかったというなつの心の声に、
「なつよ、それはお前が今少なからず幸せだからだ」
という内村さんのナレーション返し。
確かに東京にいた頃のなつは自分たちが生きるのに精一杯で
人を思いやったり気遣うことは出来なかったと言っていましたね。
今は人のことを気遣えるだけの余裕が生活にも気持ちにもあるということでしょうか。
そして、助けたいと思える友達がいることも、
助けてほしいと素直に言える相手がいることも、
怒りをぶつけられる人がいることも、以前のなつに比べたらとても幸せですよね。
なつも天陽くんもみんながもっともっと幸せになっていく様に祈りながらこれからも見守りたいと思います。
「ウソつき‼️おじいさんは、自分の力で働いていたら、いつか必ず誰かが助けてくれるもんだって、言ったじゃない‼️」
天陽くんを助けたい気持ち、自分だけではどうにもならないからおじいさんにお願いする気持ち。
なっちゃん…😭切ない…😭#なつぞら pic.twitter.com/zwaSTEWLDN
— しまりす (@s_a0621) 2019年4月11日
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まとめ・考察
・夕見子様は今日も可愛かった。・天陽くんのお兄さんも天才絵師。
・本当に馬が大好きだった天陽くん。
・天陽くんの家の事情もなかなか辛い。
・剛男のなつの怒りに対する見解が世界規模だった件。
・天陽くんが今の状況をどうしたいのかをきちんと聞いてから行動したなつを見習いたい。